履修生の研究成果が論文雑誌および新聞紙上に掲載されました

LIMS L5 履修生(薬学研究科)宮之原遵さんの研究成果が、論文として Journal of Neuroscience 誌に掲載されるとともに、3月9日に京都大学プレスリリースとしてホームページに掲載されました。

脳の血流低下が認知機能障害を引き起こす -脳の免疫細胞「ミクログリア」による脳内炎症と白質傷害が原因か-(京都大学ホームページ)

また、3月9日付 京都新聞ホームページにも掲載されました。詳細は以下リンクをご覧下さい。

脳血流低下で認知障害、一端を解明 京大准教授ら(京都新聞)

掲載書誌情報
Jun Miyanohara, Masashi Kakae, Kazuki Nagayasu, Takayuki Nakagawa, Yasuo Mori, Ken Arai, Hisashi Shirakawa and Shuji Kaneko (2018). TRPM2 channel aggravates CNS inflammation and cognitive impairment via activation of microglia in chronic cerebral hypoperfusion. Journal of Neuroscience, 2451-17.
http://dx.doi.org/10.1523/JNEUROSCI.2451-17.2018

第3回 医療工学特別講演会を開催しました

平成29年11月21日(火) 15:00~17:00 に医学研究科基礎医学記念講堂にて第3回医療工学特別講演会が行われ、履修生含め約45名の学生、スタッフが参加しました。

参加した履修生を代表して、L2履修生 前田信太郎さんによる当日の様子を含めた報告を掲載させていただきます。当日ご講演いただいた山川みやえ先生はじめ、ご参加いただいた方々にはこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。

2017年11月21日LIMS 医療工学特別講演会と題して、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻より山川みやえ先生をお招きして「認知症ケアから極める超高齢社会への看護学の社会実装」について講演していただいた。山川先生は公益財団法人浅香山病院にて実際に認知症患者と触れ合い、日々どのように彼らを看護するべきか研究されている。その経験に基づいて、前半では超高齢社会への変遷とともに増加している認知症患者のためにはどのような看護が求められているのか、また IoT や AI などの新しい技術を利用した新たな看護の形、我々 LIMS 履修生や工学研究者の方への期待などをお話いただいた。後半では Inochi Gakusei Forum 2017 で認知症の課題解決をテーマに学生たちが考えた solution 例や、認知症患者の立場になって考えるために行われている認知症体験 VR について紹介していただいた。

今回の講演を受け、認知症患者のために本当に求められている看護、技術とは何か考えた。”一度発達した知能が、脳の部位が変化することにより広範囲で継続的に低下した状態” である認知症は患者一人一人症状が異なる。そんな認知症患者に対する医療の形として講演中に登場したEvidence-based practice(EBP) には感銘を受けた。EBP とは研究による evidence、実際に看護、介護、以上に臨床的に携わる専門職の知識やノウハウ、患者個人の体験や嗜好、その他入手可能な情報を包括的に鑑みた上でチーム内(治療を行うもの、患者、家族等)で意思決定を共有し、患者に最も則した治療、介護を実践することである。私は臨床検査技師の資格を有するので、検査技師としてこの EBP にどのような形で携われるか考えた。それは生理機能検査(睡眠、心肺機能、脳機能等)を実施する際の患者の精神状態をチーム内で共有することである。これは長いスパンで患者を見ていく上でどのような検査結果の時に認知症の症状が出やすいのか推測するために有用であると考える。

また講演の後半で紹介していただいた Inochi Gakusei Forum 2017 での高校生たちの発表の中で実際に認知症患者を家族に有するグループの制作の過程には考えさせられるものがあった。認知症患者の繰り返し同じことを話してくる状態に対する解決法として、同じ内容を話した数だけカウントしポイントとして貯めることができ、貯めたポイントに応じて商品券と交換できるというアイデアを提案した。第三者の視点から考えると認知症の症状をカウントしてポイントとして利用するのは倫理的にどうなのかと思うが、当事者からすればこれで認知症患者の家族の相手をするストレスが軽減されるのなら、それで良いとそのチームは反論したのである(最終的には別のアイデアを提出したとのことだった)。この時、何事にも当事者意識が必要であると考えさせられた。認知症患者の立場になることも、認知症患者の家族の立場になることも認知症患者の看護、介護に当たる上で重要なことである。我々LIMS履修生が医療現場に本当に必要なものを考え出す上で必要な考え方を学んだように感じる。

プログラムの取り組みがWEBサイトで紹介されました

11/28付 (株)ロハスメディア運営サイト「ロバスト・ヘルス」において、LIMSプログラムの実施状況に関して11/21に行われた記者発表の内容が掲載されました。詳細は下記リンクをご覧下さい。
ロバスト・ヘルス「医学と工学、組織と文化の壁を越えた人材育成 京大大学院の取り組み」

プログラムの取り組み、5/30開催「第2回医療工学特別講演会」の様子が新聞報道されました

6月5日付けの薬事日報にて、「京大LIMSプログラム、薬剤師からも期待‐高齢化社会の課題克服に重要~医療工学特別講演会~」としてプログラムの活動とともに、5/30に実施した医療工学特別講演会(井手口直子講師)の様子が掲載されました。
詳細は下記記事をご覧ください(株式会社 薬事日報社の許可を得て転載しています。)
薬事日報6月5日LIMS記事

プログラムの取り組み、11/30開催「医療工学特別講演会」の様子が新聞報道されました

12/28付毎日新聞朝刊およびニュースサイト「毎日新聞」にて、LIMSプログラムの取り組みなどに関する上本伸二 LIMSプログラム責任者(大学院医学研究科長・医学部長)へのインタビュー、11/30に実施した医療工学特別講演会の様子が掲載されました。詳細は下記リンクをご覧下さい。
ニュースサイト「毎日新聞」へのリンク

医療工学特別講義Ⅰ(第5回、第6回)を開催しました(2016年11月24日、12月01日)

LIMSプログラムでは、社会が求める研究者像、および最先端の医療技術、医療現場での課題を理解することを目的として企業・公的機関から招聘した講師による「医療工学特別講義I,II」を開講しています。

11月24日には浜松ホトニクス(株)から上田 之雄先生にお越しいただき「光技術の研究開発と医療応用」について、12月01日には京セラメディカル(株)から宮路 史明先生にお越しいただき「整形外科/歯科分野における研究開発」についてお話いただきました。履修生への熱いメッセージも頂戴し、機器開発の現場における心意気を肌で感じられるよい機会をいただきました。

161124_上田先生講義風景
161201_宮路先生講義風景

今年度最終回は企業訪問の形で実施されます。
来年度も前期に医療工学特別講義II, 後期に医療工学特別講義Iを開講予定です。

平成28年度第1回 医療工学特別講演会を実施します。(H28年11月30日 15:00-16:30)

下記のとおり第1回 医療工学特別講演会を実施しますのでお知らせいたします。
履修生以外の学生も来聴歓迎致しますのでご興味ある方は奮ってご参加下さい。


平成28年度第1回 医療工学特別講演会

演題)がん医療の未来に期待すること
~患者・家族の立場から~

講師)野田 真由美 さん
NPO法人 支えあう会「α」 副理事長
http://www.alpha-chiba.com/

日時)11月30日(水)15:00~16:30
場所)医学部構内 G棟セミナー室A

LIMS_special_lecture_161130.docx

医療工学特別講義Ⅰ(第3回、第4回)を開催しました(2016年10月27日、11月10日)

LIMSプログラムでは、社会が求める研究者像、および最先端の医療技術、医療現場での課題を理解することを目的として企業・公的機関から招聘した講師による「医療工学特別講義I,II」を開講しています。

10月27日には(株)日立製作所から小池 麻子先生にお越しいただき「体外診断・画像診断の研究開発」について、11月10日にはトヨタテクニカルディベロップメント(株)から佐々木 剛史先生にお越しいただき「知的財産戦略と国際標準化」についてお話いただきました。履修生と議論する時間も多くとっていただき、各トピックについて理解を深め、超高齢社会における診断機器の重要性、また製品に関わる知的財産とその保護などの戦略について考えるよい機会になりました。
20161027_医療工学特別講義I_小池先生
20161110_医療工学特別講義Ⅰ_佐々木先生

次回以降も下記日程にて開講の予定です。履修生以外の学生の方々も来聴歓迎しておりますので是非お越し下さい。

Flyer_Medical_Engieering_for_Society_I